Live Report

Acoustic-Z Private Moon

苗場プリンスホテル (2000/3/18)

2000年3月18日(土)、「アコースティック-Z」ツアーのファイナルは、ユーミンもよくコンサートを行うという苗場プリンスホテルのブリザーディウムにて行われました。

午後8時30分、通常のコンサートよりも少し遅い時間・・・さぁ、コンサートのスタートです。

サポートメンバーの清水さん(Key.&Cho)、南さん(G.&Cho)、高田さん(Vocal.)と定位置に、
そして、主役である財津さんの登場です。

さてさて、ここで恒例の「さっちゃんの財津和夫衣装チェック!!」です。
苗場での財津さんは、白の半袖Tシャツ黒のジャケット黒のズボン黒のお靴・・・
そう、2月のシアターコクーンと同じ衣装でした
財津:え~、こんばんわ。ようこそいらっしゃいました。今日はこの真っ白な苗場でステージをやるということで、何となく気持ちも新たにという感じなんですけど。実は今日はもう一つ、気持ちが新たになることがありまして。今回のツアー35カ所36公演やってきましたけど、36公演目が実は今日のこの日なんですね(拍手)。ありがとうございます。遠くからいらっしゃった方も数多くここに座っていらっしゃるのではないでしょうか。今日はなんだかシーンとしてますけども、こういう最後のノリで楽しくやってみたいと思うんですけれども、なんかあまり改まらないで下さいね。ま、僕が改まるようなしゃべり方をしてしまいましたけど、とりあえず最後まで財津一郎と間違えないように(笑)、ひとつよろしくお願い致します。
M1:セプテンバー
M2:そんな時
M3:白いシャツの君
M4:サイド・シート
M5:バタートーストかじって
M6:私は小鳥
財津:懐かしい歌を続けて何曲か聞いていただきました。今日は生まれて初めて苗場っていうところにやってまいりまして、ユーミンが良くここでやるということでね、憧れておりました(笑)。ユーミンもここでやったんだと思うと触りまくりたいななんて気もしますけども(笑)・・・こんなに大きいスキー場だとはね、九州出身の僕ですからね、ホントに驚きましたよ・・・・スキーが僕、出来ないんですよ。一度やったことあるんですけど、どうやって動かしていって良いか全くわかりませんで・・・スキーは難しいなぁなんて思ったりしましたけど。さて、私は運動神経は悪いですけども、自分で自分の為に歌を作っているのはもちろんですけども、他のアーティストに曲を提供してアルバイトをしているのですけど(笑)。今までに、本当に色んなアーティストに無節操にというんでしょうか書いてきました。一番たくさんヒットを出してくれたアーティストは「聖子さん」です。昔は「聖子ちゃん、聖子ちゃん」と言っていましたが、今は「松田様」と言っておりますが(笑)・・・・無謀にもここで、僕が提供した曲を自ら歌ってみようという試みがありますけれども、まぁ女性アーティストが多いですから、女性言葉で歌います、途中で気持ちが悪くなる方もいらっしゃると思いますが(笑)、最後までおつきあいいただければと思います。まずは、「松田様メドレー」から・・・・。
M7:松田様メドレー
   「白いパラソル」
   「チェリーブラッサム」
   「夏の扉」
   「野バラのエチュード」
財津:次に登場するアーティストも女性アーティストなんですけれども、この方は対照的でありまして、出しても、出しても、出しても売れない。最初から私関わっておりましたけど、何とかバラードでヒットを出したいというのがありましてね、僕の意向じゃないですよ、プロデューサーのそう思ってまして、バラードも何曲も何曲も書かされました。結局4曲目位で、なんの仕掛けもなく、なんのキャンペーンもすることなく、自然に売れまして、聖子ちゃんとのヒットとは違って、ホントに嬉しい思い出の曲です。沢田知可子さん「会いたい」(拍手)。
M8:会いたい
財津:しつこいようですけども、また、次のアーティストも女性です。このアーティストは、僕が、何度も言いますけど、九州は福岡かから出てきて、東京で観る初めてのコンサートがこの方だったと思います。縁あって一番前の真ん中で見上げるような形で観ていたんですけれども、その歌の迫力たるやビックリしましてね、「ここはいかんばい、もう福岡帰ろう」と心の中に思いました、でも逆にそれが励みになったというか・・・森山良子さん「バス通り裏」
M9:バス通り裏
財津:今聞いていただきました曲、懐かしい歌詞が出てきますよね、力道山とか、白黒テレビとか裸電球・・・裸電球って出てきましたっけ(笑)。歌詞がいいね、特に歌詞がいいねっていわれるんですよ、歌詞は松本隆さんという方なんですよ(笑)。自宅にテレビがなくって、近所のお金持ちのところにテレビを見に行きました。僕が好きなテレビは「月光仮面」でした。あの当時はテレビに幕がおりてるんですよ・・・・それをめくりますと、「月光仮面」が始まるんですね。
♪ど~このだ~れかは、し~らな~いけれど~、だ~れも~がみ~んなしっている~♪
ここで観客も一緒にワンコーラス「月光仮面」を歌います。
「月光仮面」を見たことがない私も、すっかり歌えるようになりました(^^ゞ。
財津:歌詞を知っているというのは大事な事ですよね(笑)。何で知っているかと言うことも大事な事です(笑)。あのころが懐かしいですね・・・
♪け~んをとっても日本一の~♪
財津:「赤胴鈴之助」ご存じでしょう(笑)。「風雲黒潮丸」っていうのもありましたよ。
♪黒潮騒ぐ海越えて、風にはためく三角帆、めざすは遠い夢の国、ルソン・アンナン・カンボジア、遙かオランダ・イスパニア、面舵いっぱい、オーオ・オーオ・ホッホー♪
(注:風雲黒潮丸については、「こんなに近くにいるのに・・・」のp.87をご覧下さい)
財津:・・・僕が初めてギターを手にしましたのは、中学3年生ぐらいでしょうか。うちの兄が誕生日のプレゼントと言ってくれたんですけどボロボロでした。プレゼントで買ってきたといってましたが、拾ってきたんだと思います(笑)。・・・・ビートルズが自分たちで曲を作ったので、僕も真似して自分で曲を作りました。丁度、NHKの「あなたのメロディー」っていうのがあったんですよ、それに僕の作った曲を出しました。全部没になりましたけれども。だからあの番組無くなってしまったんですね(笑)・・・たくさん曲を作りました。「I love you」っていう英語のタイトルのついた、何で英語のタイトルをつけたか今でもわかんないんですけれども、格好いいと思っていたんでしょうね・・・聞いて下さい。
M10:I Love You
「I love you」のギターでの弾き語り、聞かせてくれますねぇ。
財津さんはピアノへ移動します。
財津:1972年にTULIPで福岡から出てきました。当時は福岡-東京と言いますと外国位の距離感がありましてね。もう、東京へ行ったら2度と戻れんぞという覚悟で東京へ来ましたけど・・・よく「東京砂漠」なんて言葉を使いますけどね、東京はホントになんだか、隣の人がどんな人かわからないくらいドライな街ですね。仕事するには良い街なんですが、ちょっとプライベートな時間があると心にぽっかり穴が空いてしまいまして、そんなときにフッと優しい言葉をかけてくれる女性に巡り会いますと、容姿に関係なくフラフラとなってしまいます。僕は男ですがら男の立場からしか言えませんけど、やはり、心にぽっかり空いた穴を埋めるのは、女性しかいないなぁ、むしろ、男の本当の意味での精神的な支えになるのはやっぱり女性だなぁとつくづく思います。
だんだん、ここのMCが意味深になっていくような・・・・・(笑)。
M11:ふたつの鍵
M12:青春の影
なんと・・・今回、私の好きな「I dream」がカットなのでした(T-T)
財津さんはピアノを離れ、前に移動しギターを抱えます。
財津:シーンとしてますね(笑)。
ここで、会場から「財津さーん」「和夫さーん」という声が・・・
財津: 声を出してくれとは言ってないのですが(笑)。シーンとしているのは雪のせいでしょうかね。雪ってなんだか人を静か~にさせますよね。さて、TULIPという言葉をちらっといいましたけどね、ここでまた、無謀にもTULIPの曲をですね、この4人でやろうと思うんですけど(拍手)。今日は最後です。ツアー最後の36回目のステージですからね、皆さんからたくさんリクエストをいただいて、リクエストを頂きながらTULIPの曲をやってみようと思うんですけれども、さて、照明の方、少し明るくしていただいて、いや、たくさん明るくして頂いて・・・じゃあ、どんな曲がいいでしょうかねぇ、みんなで歌える曲がいいなぁと思うんですけど。
場内が明るくなって、今回のツアー恒例の「リクエストコーナー」のスタートです。
今回のコンサートはマニアックな曲がたくさんリクエストされました。いつもは「みんなが知らないから・・・」と演奏しない曲も、苗場では「最後だから・・・」といいながら演奏してくれました。。

さて、3/18の演奏曲は・・・
M13:あの娘は魔法使い(さわりだけ)
M14:恋人への手紙(歌詞を思い出しながらさわりだけ)
M15:夢中さ君に
M16:銀の指環
M17:ブルースカイ(さわりだけ)
M18:私のアイドル(ワンコーラス)
M19:We Can Fly(歌詞は全て「ララララ」でほんのさわりだけ)
M20:夏色のおもいで(さわりだけ。姫野さんの真似で顎を突き出しながら)
M21:Someday Somewhere(ワンコーラス)
M22:虹とスニーカーの頃(「継母は~」という替え歌つき。さわりだけ)
M23:心の糸(歌詞を思い出しながらさわりだけ)
M24:都会(Aメロからいきなりサビ)
M25:人生ゲーム(ワンコーラス)
M26:約束(さわりだけ)
M27:夕陽を追いかけて(さわりだけ)
M28:風のメロディー(さわりだけ。姫野さんの真似で顎を突き出しながら)
ここで『心の旅』のリクエストが・・・・
財津:「心の旅」?「心の旅」とくれば、今日はねぇ一緒に歌っていただく、チョー有名人が・・・・ウェルカムトゥマイステージ!!
財津さんが客席に座っていた男性をステージへ招きました・・・誰だあのメガネのおっさんは??
どっかで、みたような・・・・・
財津:玉置浩二さんです!!(拍手)
あっ・・・・・私、気づくのおそ~い(^^ゞ。
玉置さんと、財津さんとで『心の旅』を歌います。
M29:心の旅(With 玉置浩二)
玉置さんの生歌が聞けるとは・・・めちゃくちゃ、得しましたv(^^)v
玉置さんが客席にもどり・・・
財津:ねぇ、ホントに緊張した感じでやってたんですけどね。この後も、そこにいらっしゃるかもしれませんが、こちらを観て・・・気持ちはわかりますけども(笑)。なんだか思い出深いひとときになりましたけどね。
M30:サボテンの花
財津:そういうわけで、今日は、何度も言いますけどホントにね、特別な日で、特別な方がステージに上がってくれましてねぇ・・・みなさんも儲かったでしょうけど、僕も儲けましたよ、ちょっと箔がつきましたかね(笑)。今日は、まとめてここに来て下さった方もいらっしゃいますし、バラバラバラバラ来た方もいらっしゃいますし、「お、今日、財津一郎のコンサートをやるんだ観に行ってみよう」と来られた方もいらっしゃったかもしれません(笑)。スキー場だしね、今日はホントに申し訳ないですけども、リラックスした感じでやらせていただきました。4人でやるステージっていうのは、本当に、この編成は生まれて初めてだったんですけれども、色んな意味で、この年になってこんな事をいうのも変ですけれども、勉強になったというかね・・・歌う楽しさっていいますか、パーソナルな世界で自分の中にどんどん入っていく感じ、そんな感じがします。・・・・まぁこうやって、次は、夏くらいからTULIPということで(拍手)、楽しいステージをやりたいと思います。こういうスタイルとTULIP、交互にやっていけると嬉しいなぁと思います(拍手)。では、ここで、こんな歌聞いて下さい。
M31:私から年老いたあなたがたへ
M32:この世の端でも
椅子を後ろに下げ・・・
財津:はい、え~、今日はホントに色んなところから来ていただきまして、ありがとうございました。こうやって、僕も年をとって参りましたけれども、これから、また、新しい気持ちで自分の今までやれなかったことを探し当てながら、自分の中で楽しんでいるな、新しいアルバムを作れるようにがんばっていきたいと思います。まぁ、去年の秋にですね、発売になりました『Private Moon』は各家庭に一枚ずつあるかと思いますけども、今聞いていただいた曲は、アルバムの中の新しい曲です。いよいよ、最後の曲になりますが、これもアルバムに入っている新しい曲です「GOAL」(拍手)。
M33:GOAL
メンバー紹介後、メンバー・財津さんとも舞台袖に下がります。
そして・・・再登場
-アンコール-
財津:ありがとうございます(拍手)。はい、え~、ここでまた、皆様とご一緒に歌を歌えれば・・・また大きな声で歌って下さいね(拍手)。この曲だったらご存じの方もいるかと思います。
M34:魔法の黄色い靴
今回も、シアターコクーン同様、財津さんの「お・へ・そ」チラリは健在でございました(笑)。
拍手の中、財津さん・メンバーが舞台袖に下がます。
そして財津さんだけ再々登場、ピアノの前に座ります。
M235:僕がつくった愛のうた
これで、アコースティックコンサートが終わってしまうと思うと、ちょっとセンチメンタルな気分です。
財津さんも結構この編成が気に入っていたようですし、今後もアコースティックなコンサートをやってくれるかもしれませんね。

これで、苗場プリンスホテルでのコンサートのレポートを終えたいと思います。
少しでも、当日の様子が、読んでいる方々に伝われば幸いです。